車>意外と知らない豆知識・駐車と停車の違いって？

2006年６月に道路交通法の改正により
違法駐車が厳しく取り締まられるようになって以来、
「一車線がまるまる違法駐車の列で潰されている」というような
ひどい路上駐車の光景は随分と少なくなりましたね。
ところで、違法駐車とは「駐車してはいけない区域に駐車すること」ですが、
似たような言葉に「停車」というものがあります。
この「駐車」と「停車」の違い、教習所で一度は習ったはずなのですが
あなたは今でも覚えていますか？

「駐車」とは、車が継続して停まる状態のこと。
運転手が車を離れてすぐに運転できないような場合や
車が壊れて動かない場合はもちろんのこと、
５分を超える荷物の積み下ろしのための停車や
客待ち、荷待ちのための停車も「駐車」に含まれます。
一方「停車」とは、あくまで一時的な車の停止のことで、
人の乗り降りや５分以内の荷物の積み下ろしのための車の停止、
または運転手がすぐに車を動かせる状態での短時間の停止を指します。

この二つの区別は、特に街中を走るときはしっかり覚えておきたいものです。
何故かと言えば、駐車禁止の区域には
「駐車禁止」（停止はＯＫ）と「駐停車禁止」（停止もＮＧ）の
二通りがあるからです。
また、どうしても車を長時間停めておかなくてはならないときのために
良く行く街についてはパーキングの位置をしっかりチェックしておくと、
駐車違反で思わぬ罰金を支払わずに済む用心になります。