車>ガソリンと軽油の違いって？

以前、子供をつれてガソリンスタンドへ行ったときに
「お父さん、ガソリンと軽油ってどう違うの？」
と子供に突然聞かれ、答えに悩んだことがありました。
ふだん何気なく給油しているガソリンや軽油ですが、
この二つの違い、あなたは子供に上手く説明できますか？

ガソリンは沸点の比較的低い（摂氏約30度〜220度）油で、
しみ抜きや溶剤として使われるベンジンもガソリンの仲間です。
ガソリンはもともと無色透明ですが、
燃料用のガソリンは他の油と区別できるよう着色されています。
比重が軽く（約0.72〜0.77）、引火しやすいのが特徴で、
摂氏マイナス30度のガソリンも、火を近づけると引火します。
この特性を活かしたガソリンエンジンは、
ガソリンと空気を混ぜ合わせた「混合気」に
火花を引火させてエネルギーを得る仕組みになっています。
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一方の軽油は沸点が比較的高い（摂氏約180〜350度）油で、
やはりもともと無色透明なものが着色されています。
「軽油」という名前は「重油」との対で付けられたもので、
実は比重はガソリンより重いのです（約0.80〜0.90）
摂氏約45度くらいにならないと引火しませんが、
着火点は低く、摂氏約250〜350度になると空気中で自然発火します。
ディーゼルエンジンは軽油のこの特性が活かされており、
圧縮して高温の状態にした空気の中に軽油を噴射して
自然発火させることでエネルギーを得ます。