車>スタッドレスタイヤの基礎知識

冬の足音が近づいてくるとＴＶでよく目にするようになるのが、
スタッドレスタイヤのＣＭですね。
このスタッドレスタイヤについての基礎知識、
あなたはきちんと理解していますか？

スタッドレスタイヤとは、積雪や凍結により滑りやすくなった路面で
車の駆動力・制動力をより大きく発揮するためのタイヤ。
以前はタイヤゴムに金属スパイク（スタッド）を埋め込んだ
スパイクタイヤが冬用タイヤの主流でしたが、
粉塵公害が問題となり、１９９１年に使用が禁止に。
代わって主役の座に着いたのが、
スタッドを使わずに（スタッドレス）
深い溝で雪を噛んでグリップを得る構造のスタッドレスタイヤだった、
という歴史背景があります。

スタッドレスタイヤのポイントは「溝の深さ」ですから、
溝が新品のときの半分くらいまですり減ったような状態では
冬用タイヤとしては機能しなくなってしまいます。
スタッドレスタイヤの寿命は通常３シーズン程度といわれますが、
交換の目印（プラットフォーム）を見逃さないよう、
こまめな点検が必要です。
また、スタッドレスタイヤの本来の性能を発揮させるには、
駆動輪だけに装着するのでなく、４輪全てに取り付けるのが鉄則。
傾斜のきつい坂道などへの対策として、
タイヤチェーンも必ず携帯しておきましょう。
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